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事業の形には、2種類ある。

2016/6/28

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事業の分類

事業の形は、2つに分けられる。
それは、「受注形態事業」と「見込形態事業」である。

 

「大企業」と「中小企業」に分けるのではない。
「メーカー」か「商社」、「サービス業」か「小売業」とか言う業種区分でもない。
これらは、就職先を探す学生の視点である。経営はこうであってはいけない。

 

経営、そしてマーケティング、ブランディングを推し進めていく上で、
まずこの「受注形態事業」と「見込形態事業」の区別の認識が必要である。
それが、企業の定義、再定義につながるのである。

市場からの誤解、市場への誤情報

就職先を探す学生の視点と書いたが、印刷業(と敢えて業種を書こう)も求職者向けの分類では「印刷・文具業界」となっていたりする。
事業統計調査では、「印刷・出版」と分類されることも多い。

 

出版業は、読者からお金をもらうが、印刷業は著者(発注者)からお金をもらう。
文具も同様である。

 

この根本的に正反対の業態を、間違って同類の業種と捉えているのだ。
従って、入社した社員は思っていたのと正反対の仕事をすることになる。

両者は、マーケティング・ブランディングが大きく違う。

「見込形態事業」は、作ったものを売るのである。文具、出版がその例。
「受注形態事業」は、売れたものを作るのである。印刷、建築がその例。

 

「見込形態事業」のリスクは作ったが売れないというもの。このリスクは大きい。
「受注形態事業」は、売れてから注文頂いたものを作るので堅実だが、注文をいただけるかがネックとなる。

 

「作った商品をいかに多くの人に売るか?」のと、「オーダーいただいた仕事をいかに満足頂くよう作り上げるか?」。
単純に言えば、前者のキーは「商品」にあり、後者のキーは「顧客」にある。

 

従って、両者ではマーケティング・ブランディングの仕方も変わってくる。
広報・宣伝のし方も大きく違うのだ。まるで違う。

 

そう言った視点からも事業や提供価値を再定義し、それを元に広報・宣伝を組み立てていく必要がある。

 

それは、後述。


「売る」には、まずマーケティング

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